※ Adobe Photoshop 2025の画像で解説しています。
※セピア加工に使用した花の写真は「Adobe Stock」でクレジットを取得したフリー素材です。(サイト掲載の写真・画像について)

今回は、Photoshopで写真をセピア色に加工する簡単な方法をご紹介します。
今更ながら、セピア色とは?
「セピア色」と一口に言っても、色の範囲が広く、適用するカラーによってイメージがかなり異なってきます。
元々はイカ墨の染料が経年劣化してくすんだ色味を指したようですが、今は昔の古びた写真の褪せた色合いを総称して「セピア色」と呼びます。セピア色という言葉自体にも懐古調の響きが濃く、セピア加工された画像は私たちの感傷に少なからず作用するようです。
セピア色の定義は、黄色を帯びた赤褐色(暗い赤茶色)となっていますが、黄色から赤までの暗く、彩度の低い色はすべてセピアと呼ばれます。モノクロに近く、ニュアンス程度に色が乗っているセピア写真もあります。
「色調補正」でセピア調の写真に加工する時短ワザ
Photoshopの「色調補正」パネルを開き、「プリセット」タブを展開します。ここには「ポートレート、風景、写真の修復、クリエイティブ、白黒、映画風」という6つのカテゴリーがあります。

この中の「写真の修復、クリエイティブ、白黒、映画風」には、ワンクリックでセピア調に加工できるボタンが格納されています。以下はそれぞれセピア調に加工した後の写真を比較した図です。

セピアカラーの修正
上図はデフォルト設定のままセピア加工ボタンをクリックしただけの写真ですが、セピアカラーの色相・彩度・明度、画像のコントラストなど細かい修正もできます。
例えば、プリセットの「映画風」➔「ソフトセピア」を選択すると、その調整レイヤーの下に自動で「色相・彩度」と「トーンカーブ」レイヤーが作成されます。
「色相・彩度」レイヤーをクリックするとプロパティが開き、セピアカラーの変更や彩度の調整ができます。また、「トーンカーブ」レイヤーをクリックして、画像の陰影を調整できます。

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