Photoshopで画像・文字・カンバスの回転(変形➔回転と回転ビューツール)

※ Adobe Photoshop 2025の画像で解説しています。
※回転画像に使用した写真は「Adobe Stock」でクレジットを取得したフリー素材です。(サイト掲載の写真・画像について

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Photoshopで画像や文字を回転させるには、感覚的に自由回転させる方法と、角度や向きを指定して回転させる方法があります。カンバスを回転させるには、「回転ビューツール」を使います。

今回は、Photoshopで画像・文字・カンバスを回転させる方法をまとめて説明します。

画像や文字を感覚的に回転させる方法

Photoshopのレイヤーパネルで画像や文字のレイヤーをクリックして選択すると、周囲にバウンディングボックスが出ます。角や辺にある四角形にポイントすると、湾曲した両方向矢印の形になるので、そのまま回転させたい方向へドラッグします。

自分の目で画像の角度を見ながら、直感的な操作で回転させることができます。横に表示される角度のガイドを参考にして回転させてもいいでしょう。

画像や文字を感覚的に回転させる方法

90°、-90°や水平、垂直を選択して回転させる方法

Photoshopの「編集」メニュー➔「変形」➔「回転」をクリックすると、コンテキストタスクバーには以下のアイコンが並びます。

  1. 反時計回りに回転:一つクリックするごとに、選択した画像や文字が-90°➔0°➔90°に回転します。
  2. 回転(時計回り):一つクリックするごとに、選択した画像や文字が90°➔0°➔-90°に回転します。
  3. 水平方向に反転:クリックすると、選択した画像や文字の向きが右➔左、左➔右に変わります。
  4. 垂直方向に反転:クリックすると、選択した画像や文字の向きが上➔下、下➔上に変わります。
  5. キャンセル:クリックすると、選択した画像や文字の回転がリセットされて元の状態に戻ります。
  6. 完了:クリックすると、選択した画像や文字の回転が確定されます。
90°、-90°や水平、垂直を選択して回転させる方法
「編集」メニュー➔「変形」のプルダウンで「180°回転」「90°回転(時計回り)」「90°回転(反時計回り)」「水平方向に反転」「垂直方向に反転」を選択しても、同様の操作が可能です。

数値で指定して回転させる方法

「編集」メニュー➔「変形」➔「回転」が選択されている状態で、オプションバーの角度の数値を変更します。

数値で指定して回転させる方法
回転を確定させるには、オプションバーの右端にある「〇」をクリック、元に戻すなら、「✖」をクリックします。

目線を変えて画像を見るための「回転ビューツール」

「回転ビューツール」が見つからない時は、キーボードの「R」を押せば切り替わります。または、「手のひらツール」を長押しすると、リストに格納されています。

回転ビューは画像や文字を変形させるのではなく、紙に描いた絵を回すようにカンバスを回して、違う方向からの目線で見るための機能です。一つのレイヤーだけを回転ビューさせることはできません。

「回転ビューツール」が選択されている時のオプションバーでは以下の設定ができます。

  • 回転角度:数値を指定すれば、正確な角度でカンバスを回転させることができます。
  • 〇の回転体アイコン:半径の線をドラッグして感覚的にカンバスを回転させます。
  • ビューの初期化:クリックすると、カンバスの回転がリセットされて元の状態に戻ります。
  • すべてのウィンドウを回転:チェックを入れると、Photoshop上で開いているカンバスがすべて同じ角度に回転します。
目線を変えて画像を見るための「回転ビューツール」
回転ビューの実行時にはビューの中心にコンパスのような針が表示されます。
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