※ Adobe Photoshop 2024の画像で解説しています。
※徐々に透明になる写真のサンプルに使用した写真はぱくたそのフリー素材です。(サイト掲載の写真・画像について)

- Photoshopのグラデーションプリセットから透明グラデーションを選んで、色を変更する
- Photoshopのグラデーションプリセットからイメージに合うグラデーションを選んで、不透明度を変更する
今回はPhotoshopで透明グラデーションを作る方法と、マスクに黒白グラデーションをかけて徐々に透明になる写真・文字を作る方法を解説します。
Photoshopで透明グラデーションの作り方
まず、メニューバーの「ウィンドウ」➔「グラデーション」をクリックして「グラデーションパネル」を開きます。
透明グラデーションを選んで、色を変更する
- 新規レイヤーを追加して選択
- グラデーションパネルで、透明グラデーションのサムネイル画像(ここでは「描画色から透明に」)をクリック
- レイヤーが透明グラデーションで塗りつぶされ、グラデーションガイドが表示
- グラデーションガイドの不透明色の分岐点◎をダブルクリック
- カラーピッカーが表示されるので、好きな色に変更

グラデーションを選んで、不透明度を変更する
- 新規レイヤーを追加して選択
- グラデーションパネルで、グラデーションのサムネイル画像をクリック
- レイヤーが選択したグラデーションで塗りつぶされる
- 「グラデーション塗りつぶしレイヤー」と「レイヤーマスク」が生成される
- 「グラデーション塗りつぶしレイヤー」のサムネイルをクリックして選択
- 「プロパティ」➔「不透明度のコントロール」で透明にしたい色の不透明度を「0%」にする
グラデーションで「不透明度0%=透明」の色を変更して背景となじませる
不透明な色を変更するのは当然ですが、実は、「不透明度0%=透明」の分岐点の色の変更はとても重要です。
不透明な色と透明な色を滑らかにブレンドするのがグラデーションで、不透明度0%の点までは半透明の50%から限りなく透明に近い99.999…%の幅で分岐点に指定した色が付きます。これを背景と全く違う色にすると、背景との境界がきれいになじまない可能性があります。逆に、あえてアクセントになる色を指定して効果的なニュアンスを加えることもできます。
グラデーションの両端や中間を透明にする
不透明度の変更を応用すれば、両端を透明にしたグラデーションを作ることもできます。「不透明度のコントロール」で中間に分岐点を追加して不透明にし、両端は透明に設定します。

グラデーションで不透明色と透明色の境界の「ぼかし」を調整する
写真に円形の透明グラデーションをかけています。デフォルトの設定のままでは「ぼかし」が強過ぎるので調整します。
グラデーションの不透明色と透明色の境界の「ぼかし」は「プロパティ」➔「不透明度のコントロール」の中間点◇をドラッグして調整できます。

Photoshopの黒白グラデーションで徐々に透明になる写真・文字の作り方
レイヤーに「レイヤーマスク」を追加します。この「レイヤーマスク」を選択した状態で黒白のグラデーションを掛けると、黒の部分が透明になります。
- 描画色の黒と背景色の白を反転させておく(描画色:白、背景色:黒)
- グラデーションツールを選択
- オプションバーで「描画色から背景色へ」を選択
- グラデーションのスタイルを「円形」に設定
- 「レイヤーマスク」のサムネイルをクリック
- 黒白グラデーションを描画

※ Adobe Photoshop 2024の画像で解説しています。 CGDOOR Photoshopでグラデーションを描画する基本操作は主として以下の3つです。 グラデーションツールでドラッグして描画する グラ[…]

Photoshopのグラデーション機能で、不透明~半透明~透明へと綺麗で滑らかなぼかしの入った画像が簡単に作れます。参考にして下さい。