※ Adobe Photoshop 2024の画像で解説しています。
※カンバスサイズ変更のサンプルに使用した写真はぱくたそのフリー素材です。(サイト掲載の写真・画像について)

Photoshopでカンバスサイズを変更する方法には、「イメージ」➔「カンバスサイズ」で設定する基本の方法、「切り抜き」で簡単にリサイズする方法、レイヤーに配置した画像に合わせてリサイズする方法があります。
今回はPhotoshopでカンバスサイズを変更する3つの方法を解説します。
目次
カンバスサイズとは?
Photoshopで新規ファイルを作成する際に指定した画面の大きさを「カンバスサイズ」といいます。個々のレイヤー領域も指定したカンバスサイズで統一されます。
作成物のサイズが定まっていない状況で、おおよそのサイズを指定して新規ファイルを作成するのはよくあることです。この場合、作業がある程度進んだ段階でカンバスサイズを拡大する、または縮小することになります。
カンバスサイズの変更方法
- 1.「イメージ」➔「カンバスサイズ」で設定画面を開く
-
- メニューバーの「イメージ」をクリック
- 「カンバスサイズ」をクリック
- 「カンバスサイズ」の設定画面が開く
- 2.「カンバスサイズ」の「幅」と「高さ」を変更
-
「変更後のファイルサイズ」の「幅」と「高さ」を数値で入力します。初期設定では単位は「px(ピクセル)」ですが、「mm」や「cm」に変更して実寸単位で指定することも可能です。
「相対」にチェックを入れると、拡大縮小する差分のサイズを指定することもできます。縮小する時は数字の前に「-(マイナス)」を付けます。 - 3.カンバスサイズを拡大(縮小)する基準位置を設定
-
どの位置からサイズを拡大縮小するかを指定します。初期設定では中央になっており、上下と左右に均等にサイズが割り振られます。
- 4.「カンバスサイズ」の拡大される領域の背景色を変更
-
サイズを拡大する場合に、その領域の背景色を「カンバス拡張カラー」で指定できます。例えば、写真の周囲に額縁のような枠色を設定したいときなどに便利です。
「切り抜き」でカンバスサイズを変更
直感的にレイヤーサイズを縮小したい時には、「切り抜き」機能で対処すると簡単です。
「切り抜きツール」でカンバスサイズを自由に変更
切り抜きツールを使えば、自由にカンバスの拡張と切り抜きができます。
- ツールバーの「切り抜きツール」アイコンをクリック
- カンバスの周囲に太いガイドの線が表示される
- ガイドの線を内側・外側にドラッグしてカンバスサイズを決める
- ファイルの外の任意の場所をクリックして確定
- カンバスサイズの拡張と切り抜きが完了

カンバスを切り抜くだけならもっと簡単!
カンバスサイズを拡張せず、任意の大きさに切り抜きたいだけなら、話はもっと簡単です。
長方形選択ツールで切り抜きしたい範囲を選択 ➔ 「イメージ」➔「切り抜き」をクリック
上記の操作だけでカンバスサイズの切り抜きが完了します。
カンバスサイズを画像に合わせる
レイヤーに配置した画像よりカンバスサイズが大きい(または小さい)場合に、画像にぴったり合わせたカンバスサイズに変更する方法です。
カンバスサイズを画像に合わせて縮小する方法
- 背景レイヤーは非表示(または削除)にしておく
- メニューバーの「イメージ」をクリック
- 「トリミング」をクリック
- 「トリミング」設定画面が開く
- 「トリミング対象カラー」で「透明ピクセル」をオンにする
- 「トリミングする部分」の全てがチェックされていることを確認
- 「OK」をクリック
- 画像に合わせてカンバスサイズが縮小される

カンバスサイズを画像に合わせて拡大する方法
- メニューバーの「イメージ」をクリック
- 「全ての領域を表示」をクリック
- 画像に合わせてカンバスサイズが拡大される
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Photoshopでカンバスサイズを変更する方法を初心者向けに図解しました。
カンバスサイズを後から変更する際に参考にして下さい。