※ Adobe Photoshop 2024、2025の画像で解説しています。

Photoshopのラインツールなら、設定を変えるだけで矢印が作れます。カスタムシェイプツールのシェイプの種類から矢印を選んで使うこともできます。Photoshopで矢印を作る2つの基本的な方法と、Photoshopで作れるいろいろな種類の矢印の作り方を解説します。
※ Adobe Illustrator 2024の画像で解説しています。 CGDOOR Illustratorでは様々な種類の矢印が簡単に作れます。 今回はIllustratorで矢印を作る3つの方法を解説します。 […]
Photoshopのラインツールで矢印を作る方法
- ツールバーの「ラインツール」を選択する
- オプションバー、またはプロパティで矢印の方向やサイズを設定する
矢印の各サイズの設定場所は以下の通りです。
ラインツールの矢印で分かりにくいポイント
- 矢印の軸線(三角を除く直線部分)の幅はオプションバーの歯車アイコンの右隣にある「線の太さ」で指定する
- オプションバーの歯車アイコン➔設定画面の「パスオプション」はパスの線やアンカーポイントの表示を指定するもので、矢印とは直接関係なし
- 矢印を囲む線の幅は、オプションバーでもプロパティでも「線」色の横や下にある数値で指定する
Photoshopのカスタムシェイプツールで矢印を作る方法
- ツールバーの「カスタムシェイプツール」を選択する
- オプションバーの「シェイプ」をクリックして、矢印の種類を選択する
- 矢印を描画する
カスタムシェイプに「矢印」のシェイプがない時の対処法
Photoshop2024及び2025の初期設定では、オプションバーの「シェイプ」に「矢印」がありません。以下の操作で旧バージョンのシェイプを読み込んで下さい。
- 「ウィンドウ」メニュー➔「シェイプ」をクリックしてパネルを開く
- メニューをクリックして開き、「従来のシェイプとその他」をクリック
- 「従来のシェイプとその他」が追加されたら展開し、「従来のすべてのデフォルトシェイプ」をクリックして展開
- 「矢印」フォルダをクリック
- 矢印のシェイプ一覧から選択
Photoshopで作る矢印(シェイプ)の編集方法
ラインツールで作った矢印は描画する前に細かい設定ができますが、カスタムシェイプの矢印は描画後に調整する必要が出てきます。選択ツールで全体を選択して引き伸ばしたりすると、矢印の三角部分も伸びてバランスの悪い図形になってしまうので、ダイレクト選択ツールを使ってパスを部分的に編集します。
Photoshopで作るいろいろな矢印
ラインツールを選択し、オプションバー、またはプロパティの設定で「開始点」「終了点」の両方にチェックを入れてから矢印を描画します。
作成した矢印に「編集」メニュー➔「パスを変形」➔「ワープ」➔「アーチ(または円弧)」を適用します。

- 「楕円形選択ツール」で正円の選択範囲を作る
- 「編集」メニュー➔「境界線を描く」をクリック、設定画面で「位置」を「内側」にして円形の境界線を描く
- 「長方形選択ツール」で円の一部を選択して切り抜く
- 「カスタムシェイプツール」で三角だけのシェイプ矢印を選択して描く
- 切り抜いた円形の境界線に三角矢印を配置して完成
- 「カスタムシェイプツール」でシェイプの種類「矢印」から上昇矢印に使う「矢印19」を選択して描画し、垂直方向に反転、自由変形、ワープなどで変形させます。
- ペンツールで階段型に直線のパスを引き、「パス」パネルでメニューから「パスの境界線を描く」➔「鉛筆ツール」を設定して線を描きます。「カスタムシェイプツール」の三角矢印「矢印6」を配置して完了です。
- ペンツールで直線を引く時は「クリック➔Shiftキーを押しながら次の位置をクリック」を繰り返します。
- 「鉛筆ツール」のサイズ・色・不透明度などは事前に矢印用に設定しておきます。

ドラッグして「破線」または「点線」に囲まれたシェイプを描きます。縦方向に縮小して上下の点や線をきれいに重ねます。「破線」「点線」が作れたら「カスタムシェイプツール」の三角矢印「矢印6」を配置して完成です。


作成した矢印はラインツールなら「ツールプリセットの保存」、カスタムシェイプなら「カスタムシェイプを定義」で登録しておくこともできます。せっかく作った矢印ですから、ぜひ登録して便利に使い回しましょう。