photoshopでパターンの作り方・登録・塗りつぶし方法

※ Adobe Photoshop 2024の画像で解説しています。

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Photoshopにはパターン用の画像を作成して一覧に追加・登録し、好きなように使い回す機能が揃っています。ドットやチェック柄のパターンが簡単に作成でき、登録すれば、その後も利用できます。

今回はPhotoshopでパターンを作る方法、作ったパターンを追加・登録する方法、塗りつぶしに使う方法を解説します。また、パターンの作成に便利な「パターンプレビュー」の使い方とパターンを作成するポイントについても記載します。

Photoshopのパターンとは?

「パターン」はPhotoshopに登録した画像をタイル状に並べ、連続模様として表示させる機能です。オブジェクトをテキスタイルのような柄模様で塗りつぶすことができます。

Photoshopには予め数種類のパターンが格納されていますが、ここに自作したパターンを登録して利用します。パターンの画像はPhotoshopの図形ツールを組み合わせたり、イラストや写真の一部を配置して自由に作成します。

Photoshopのパターンの作り方

早速、簡単なパターンを作ってみましょう。

パターン画像を作成するための新規ファイルを作ります。

  1. 「ファイル」➔「新規」をクリック
  2. 幅と高さを同じ数値にする
  3. カンバスの背景を「透明」にする
  4. 「作成」をクリック
  5. 正方形の透明ファイルが作成される
photoshopでパターンの作り方1
本記事ではパターンの新規ファイルをカンバスサイズ300px✕300px・解像度72px・RGBカラーで作成しています。

ドット・水玉パターンの作り方

  1. 「楕円形ツール」を選択
  2. カンバス上の任意の位置をクリックして設定画面を開く
  3. 幅と高さを同じ数値に設定して「OK」をクリック
  4. 「整列」のメニューを開き、対象を「カンバス」に設定
  5. 正円が描画される
  6. 「水平方向中央揃え」「垂直方向中央揃え」アイコンを続けてクリックして円をカンバス中央に配置

photoshopでパターンの作り方2

この画像だけでもドットパターンになりますが、リズムをつけたいので四隅に円の一部を配置します。

  1. Ctrl+Rで「定規」を表示させる
  2. 上と左の定規からガイドをドラッグして中央の位置に配置
  3. 「表示」➔「スナップ」にチェックが入っていることを確認
  4. 長方形選択ツールで4分割された円の範囲を正確に選択
  5. コピーしてペースト
  6. 「整列」の「下端揃え」「右端揃え」アイコンを続けてクリックして角に配置
  7. 同様にすべての角に4分割された円を配置

これで、ドット・水玉パターンの元画像が完成です。

photoshopでパターンの作り方3

チェック・市松格子パターンの作り方

  1. 「定規」➔「ガイド」にスナップして、カンバスの正確に半分の大きさを選択
  2. 黒で塗りつぶす
  3. 「選択範囲」➔「選択範囲を反転」させ、50%グレーで塗りつぶす
  4. レイヤーを複製し、角度を90°回転させる
  5. レイヤーパネルの「描画モード」を「スクリーン」にする

これで、ギンガムチェック柄パターンの元画像が完成です。

photoshopでパターンの作り方4

  1. 「定規」➔「ガイド」にスナップして、カンバスの正確に4分の1の大きさを選択
  2. 黒で塗りつぶす
  3. Altキーを押しながら移動させ、コピー
  4. 「整列」でカンバスの右下角に配置

これで、市松格子パターンの元画像が完成です。

photoshopでパターンの作り方5

「パターンプレビュー」でPhotoshopのパターンを確認・編集する

Photoshopのパターン作成で「パターンプレビュー」は大変役立つ機能です。登録前に、作成したパターンの実際の適用具合をリアルに確認できる上、直感的に編集も行えます。

「パターンプレビュー」は「表示」➔「パターンプレビュー」をクリックして表示させます。

photoshopでパターンの作り方6

ドットや格子のような幾何学模様のパターンは、定規やスマートガイドで正確な位置合わせができるので「パターンプレビュー」で違和感を覚えることは少ないと思います。ですが、イラストなどを配置してパターンを作ろうとすると、なかなかイメージ通りにはプレビューされません。

以下の例では綺麗な花模様のイラストをパターン化しました。これを「パターンプレビュー」で編集してみましょう。

photoshopでパターンの作り方7

「パターンプレビュー」中央の四角い枠線の中が元画像のオブジェクトです。元画像が1つのレイヤーに結合されているなら、「パターンプレビュー」画面で移動・拡大・縮小・回転などの変形を加えることができます。
パターン画像がレイヤー分けされていれば、レイヤーごとに移動・拡大・縮小・回転などの変形を「パターンプレビュー」画面で行えます。行った編集はパターンのプレビューにその場で反映されます。

パターンの全体を見ながら、画像のズレや不自然な継ぎ目がないか確認しながら編集していきます。

photoshopでパターンの作り方8

変形だけでなく、色調補正で花の1つだけ色を変えたり、レイヤースタイルを適用すると、それも即座にパターンのプレビューに反映されます。

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Photoshopのパターンを追加・登録する方法

  1. 「編集」➔「パターンを定義」をクリック
  2. 設定画面でパターンの分かりやすい名前を入力
  3. 「OK」をクリック

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以上でパターンの追加・登録は完了です。

Photoshopで作成したパターンで塗りつぶす方法

実際にPhotoshopで作成・登録したパターンで塗りつぶしてみましょう。

選択範囲を塗りつぶす方法、シェイプの塗りを設定する方法などもありますが、以下のレイヤースタイルの「パターンオーバレイ」で塗りつぶす方法が一番簡単で作業効率もいいと思います。

  1. パターンで塗りつぶしたいレイヤーを選択
  2. レイヤーパネルの「レイヤースタイルを追加」アイコンをクリック
  3. メニューから「パターンオーバレイ」をクリック
  4. 設定画面で登録したパターンを選択
  5. パターンの適用状況を見ながら「比率」を設定
  6. パターンの適用状況を見ながら「角度」を設定
  7. 「描画モード」を変更
  8. 「OK」をクリック
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この「パターンオーバレイ」は「描画モード:覆い焼きカラー、角度:120°、比率:12%」で設定しました。

同じレイヤースタイルの設定画面で立体加工・色の変更など必要な作業がまとめてできます。パターンの柄も含め、オブジェクト全体の色を変更したい場合は、「パターンオーバレイ」と「カラーオーバレイ」を組み合わせて適用します。

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下のリボンは「パターンオーバレイ」の設定で「描画モード:通常」、「カラーオーバレイ」の設定で「色:明るいオレンジ、描画モード:スクリーン」にしています。

Photoshopでパターンを作成する上でのポイント

パターンの背景について

パターンの背景は基本的に「透明」にすることをお勧めします。パターンの適用後に背景色を変更する必要がありませんし、パターンの模様自体にスタイルを適用することも可能です。

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この水玉は選択範囲をドットパターンで塗りつぶし、「カラーオーバレイ」を「色:青、描画モード:スクリーン」に設定、「バベルとエンボス」で立体加工しています。

パターンの色塗りについて

  • 単純な幾何学模様のパターンの色は「黒」、またはグレースケールで作成・登録しておくと、同一色・同系色の置き換えがスムーズにできます。
  • 複雑なテキスタイルや、写真・イラストを使ったパターンでカラフルに仕上げたい場合は、細かく色塗りして作成・登録しておきます。
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同じギンガムチェックのグレースケールのパターン(カラーオーバレイ)と色塗りしたパターンを文字に適用しています。
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