※ Adobe Photoshop 2024の画像で解説しています。
※背景を伸ばすサンプルに使用した写真は「ぱくたそ」のフリー素材です。(サイト掲載の写真・画像について)

Photoshopで背景だけ引き伸ばしたい、と思うことは度々あると思います。そんな時、Photoshopの「コンテンツに応じた塗りつぶし」を使えば、簡単に背景を伸ばすことができます。また、被写体を拡大させずに背景を引き伸ばす方法もあります。
今回はPhotoshopで背景を伸ばす、おすすめの方法を解説します。
以下の記事では、Adobeの生成AIを使って背景を伸ばすことができるPhotoshopの「生成拡張」機能を解説しています。
▶ Photoshopの「生成拡張」で「コンテンツ…」を超えた背景拡張ができる!
▶ Photoshopの「生成拡張」で「コンテンツ…」を超えた背景拡張ができる!
Photoshop「コンテンツに応じた塗りつぶし」で背景を伸ばす方法
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【方法1】
「切り抜きツール」で背景を伸ばし、トリミングとサイズ変更を合わせて行う
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- Photoshopで写真画像を開く(背景レイヤーになっていれば鍵マークをクリックして解除)
- ツールバーの「切り抜きツール」をクリック
- オプションバーの「塗り」を「コンテンツに応じた塗りつぶし」に設定
- 「切り抜きツール」の枠線を拡大縮小し、トリミングと背景拡張の位置を指定
- オプションバーの「◯」をクリック
- 写真の背景拡張とトリミングが完了
伸ばした背景におかしい箇所があれば、スタンプツールや指先ツールで綺麗に修正しましょう。以下は「切り抜きツール」の「コンテンツに応じた塗りつぶし」でトリミングとサイズ変更した写真画像の結果です。
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【方法2】
カンバスサイズを変更し、透明な選択範囲に「コンテンツに応じた塗りつぶし」適用
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- Photoshopで写真画像を開く(背景レイヤーになっていれば鍵マークをクリックして解除)
- メニューバーの「イメージ」➔「カンバスサイズ」をクリック
- 「カンバスサイズ」設定画面で高さと幅を指定
- 拡張された透明部分を自動選択ツールで選択
- メニューバーの「編集」➔「塗りつぶし」をクリック
- 「塗りつぶし」ダイアログで「内容」を「コンテンツに応じる」に設定
- 「OK」をクリック
- 「コンテンツに応じた塗りつぶし」が完了
Photoshopで被写体を拡大させずに背景を引き伸ばす方法
- Photoshopで写真画像を開く(背景レイヤーになっていれば鍵マークをクリックして解除)
- メニューバーの「イメージ」➔「カンバスサイズ」をクリック
- 「カンバスサイズ」設定画面で高さと幅を指定
- メニューバーの「編集」➔「コンテンツに応じて拡大縮小」をクリック
- 写真画像を拡大縮小する
以下はコンテンツに応じて拡大する前と拡大した後です。被写体のサイズはそのままで、背景が引き伸ばされているのが分かると思います。

Photoshopで写真や画像の背景を伸ばす方法を「コンテンツに応じた塗りつぶし」と「コンテンツに応じて拡大縮小」に分けて解説しました。
「コンテンツに応じた塗りつぶし」は背景の足りない部分を塗り足す操作、「コンテンツに応じて拡大縮小」は背景だけを拡大する操作です。
写真や画像の状況に適した「背景を伸ばす方法」を選択して下さい。