※ Adobe Illustrator 2025の画像で解説しています。

Illustratorで定規を表示するには?
ショートカットキーで定規を表示する
「Ctrl(Command)+R」で定規が表示されます。定規を隠したい時は、もう一度「Ctrl(Command)+R」を押します。
メニューから定規を表示する
- 任意の場所で右クリック➔メニューの「定規を表示」をクリックします。
- 「表示」メニュー➔「定規」➔「定規を表示」をクリックします。

いつも定規を表示したままにしておく
「定規」を表示させた上で、コントロールバーやプロパティのクイック操作にある「環境設定」をクリックし、「一般」の「すべてのドキュメントで定規を表示/非表示」にチェックを入れます。
この設定により、新しくドキュメントを開く度に消えてしまった定規が表示されたままになります。

Illustratorで定規の単位・位置を設定するには?
定規の単位を設定する
表示されている定規の上で右クリックすると単位が選択できるメニューが出るので、定規の目盛りにしたい単位をクリックします。

定規の位置を設定する
上記で出したメニューの一番最後に「アートボード定規に変更」という項目があります。デフォルトでは「ウィンドウ定規」という画面全体を測る定規設定になっているため、アートボード単位で測る定規に切り替えるための項目です。
「ウィンドウ定規」では、座標の原点が最初のアートボードの左上角に合わせてあります。アートボードが1つだけで、原点の位置を移動させる必要がない時は「ウィンドウ定規」が使われます。
「アートボード定規」では、座標の原点がそれぞれのアートボードの左上角に合わせられます。アートボードが複数の時には「アートボード定規」に切り替えます。
定規の位置をガイドで正確に表示する
定規の正確な位置を示す線の表示が必要な時は、定規からドラッグでガイド(デフォルトでは水色の線)を引き出すことができます。垂直方向のガイド線は左側の定規からドラッグし、水平方向のガイド線は上側の定規からドラッグします。
ガイドはそのままドラッグして自由に位置を移動させることができます。「表示」メニュー➔「スマートガイド」を有効化しておけば、位置を示す数値が表示されるので、正確な数値になったところでマウスを放します。
原点(縦横とも0)に置いたガイドを右クリック➔「変形」➔「移動」をクリックし、数値を入力して移動コピーし、「Ctrl+D」で等間隔に移動コピーを繰り返す使い方もあります。
定規の位置をアートボードに合わせて表示する
「アートボード定規」を選択しても、定規の位置はウィンドウの左と上に固定されています。アートボードからは距離があり、ガイドを引かない限り位置情報が見づらいところがあります。
こんな時は、「表示」メニュー➔「定規」➔「ビデオ定規」をクリックします。すると、アートボードの境界線に合わせた位置に定規が表示されます。

定規の原点の位置を移動させる
原点(縦横0の交点)を任意の位置に移動させたい時は、上と左の定規の目盛りが交わる場所からドラッグして、新しい原点の位置でマウスを放します。ドラッグしている間、薄いグレーの線がマウスの動きに追従し、カーソルの形は十字型になります。

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アートボードの再配置をすると、定規の座標がずれる場合があります。このような時は、定規の上で右クリック➔「アートボード定規に変更」をクリックすれば、ずれが解消されます。
定規の表示と設定を解説しました。