※ Adobe® Illustrator® software及びAdobe® Photoshop® software(2024、2025)を使って解説しています。
※フォント検索のサンプルに使用した写真は「Adobe Stock」のライセンスを取得したフリー素材です。(サイト掲載の写真・画像について)

今回は、画像から似たフォントを検索➔表示する「マッチフォント」機能の使い方をご紹介します。
画像から検索~フォント特定までの手順
日本語で書かれた写真の文字を例にマッチフォントで検索してみます。
- フォントを特定したい画像内の文字範囲を選択する
- 「書式」メニュー➔「マッチフォント」をクリック
- 「マッチフォント」が開いたら、テキストオプションを「日本語」に設定する
- 少し時間を置いて、検索結果の類似フォントが表示される
- 最も似ているフォントを選択して「OK」をクリック
- 文字パネルのフォントが選択したフォントに切り換わる

マッチフォントによって、画像のフォントと同じフォントを素早く見つけることができました。そのまま、他のテキストに反映させることができます。
※ Adobe® Illustrator® software (2024)を使って解説しています。 CGDOOR Illustratorでデザインに使いたいタイプのフォントがインストールされていない時、手早く検索してイメ[…]
Illustratorで実行する画像のフォント検索は、Photoshopと大きく違う点があります。IllustratorにはPhotoshopと同じ「マッチフォント」の他に、検索したフォントで画像の文字を編集可能なテキストに変換する機能が組み込まれています。この機能はアウトライン化した文字をもう一度フォント情報を持つテキストデータに変換する使い方もできます。作業効率の上からも画期的と言えるでしょう。
Illustratorでも、Photoshopと同じ日本語で書かれた写真の文字フォントを例に検索してみます。
- フォントを特定したい画像を選択する
- 「書式」メニュー➔「Retype(Beta)」➔「マッチフォント」をクリック
- 画像からフォント検索する文字範囲を自動で特定する
(英語か日本語かの判定も自動でしてくれる場合もありますが、日本語になっているか確認しましょう。この操作は少し時間を要します) - 一致するフォントが文字のサムネイル画像とともに表示される
- 検索結果に満足できたら、「終了」をクリック


また、「終了」しても検索されたフォントリストはそのまま表示されるので、文字ツールを選択してリストのフォント名をクリックすれば、そのフォントで入力・編集できます。
検索したフォントで画像の文字を編集可能なテキストに変換する手順を説明します。
- テキストを書き換えたい画像を選択する
- 「書式」メニュー➔「Retype(Beta)」➔「テキストを編集」をクリック
- 「生成中」になるので、待つ
- テキストデータに変換する文字範囲が特定されたら、フォントを選択して「適用」をクリック
- 「生成中」になるので、しばらく待つ
- 画像の文字が消えて、指定したフォントのテキストデータに変換される
(この例では画像と同じテキストには変換されませんでしたが、どのみち書き換えるので気にせずにおきましょう。) - 文字ツールでテキストを書き換える

画像からフォントが検索できない時の注意事項
- Illustratorでフォント検索する画像は、できるだけ高画質のものを選びましょう。低解像度の写真からはフォントが検索できない場合があります。
- 特に画像の文字をテキストデータに変換するためには、高画質であり、文字色が明瞭で背景との境界がはっきりしたものを選ぶ必要があります。
- リリース初期のバージョンではマッチフォントが日本語に対応していないことがあります。

Creative Cloudの「Adobe Fonts」には30000超のフォントがストックされており、そこから類似フォントを見つけ出すと同時にすぐ追加して使えるのも魅力です。
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一度お試し下さい。